11月3日(金・祝) 4日(土) 5日(日) 開催!

Topics出演者インタビュー、店舗情報、特集記事の掲載

BIGYUKIインタビュー公開!

2017.10.30

BIGYUKIインタビュー公開!

アメリカを拠点に活動する日本人の鍵盤奏者、BIGYUKI。約1年前に初のオリジナル・アルバムを発表したばかりだが、すでに、国際的なエンタメ&ジャズ界の最前線で大活躍。そんな彼の新アルバム『Reaching For Chiron』が完成し、11月1日に発売される。しかもその2日後、できたてのアルバムを携えて緊急帰国。モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2017のステージ(11月3日)に立つ。気になる新譜の中身は? さらに、リリース直後の国内初ライブは一体どんなものになるのか?

——まずは今回の新アルバム『Reaching For Chiron』。制作はどんな流れでスタートしたのでしょうか?

「前作『GREEK FIRE』を出してから結構経ったし、いま現在、自分が好きなサウンドでこれから新しいアルバムを作ろうと決めて。作り始めたのは去年の11月。まったくゼロの状態からスタートしました」

——アルバムのタイトルに登場する「Chiron」は、ギリシャ神話に登場する賢哲な怪物ですね。

「人間の“次の進化”は、AI やロボット技術と人間との肉体的な融合だと思っていて。そのシンボルとして半身半獣のケンタウロスを選びました。粗野な存在のケンタウロスの中で、もっとも知的だとされるケイローン(Chiron)を選んだのは、これから飛躍的に発達していく技術や知識量をもって人間がより賢明な存在になってほしいという願いをこめて」

——制作の過程で、最も興奮した出来事は何ですか?

「自分の中にあったアイディアに、いろんなエレメントが加わり、曲として完成していく過程で自分の想像を超えてより良いものになるのを感じることができた」

——制作の過程で、最も苦労したことは何ですか?

「やっぱりはじめに思いついたアイディアから、曲として最後まで完成させる責任は、すごいプレッシャーでしたね。あとは時間との戦いです。やっぱりこれだけいろんな素晴らしい才能をもった人間がアルバム制作に関わっていて、 自分自身の時間がどれだけ貴重なものかを身にしみて感じました。時は金なりとはほんとによくいったもんです」

——本作には何人かのゲストミュージシャンも迎えていますね。テイラー・マクファーリンとか。

「テイラーとは去年にグラスパーのライブでニューヨークブルーノートで共演して以来の友達です。今年の春ごろ、ツアーの合間にLA でオフが2日ほどあって、誰かスタジオ持ってる人いないかな…って考えたら、テイラーのことを思いついて。連絡して彼の家に遊びに行き、そこで1日で曲を作りました」

——ビラルも参加していますね。

「このアルバム用のアイディアで、彼をイメージしていた曲があって。それをスタジオで聴かせて、自分のアルバムコンセプトをちょっと説明したらその場でサクって歌ってくれました。今回アルバムを作ろうと決めたとき、具体的なアイディアが浮かぶ前から何かしらビラルと一緒に曲を作ろうとは決めてました。彼との”Soft Places”は自分的に奇跡の一曲です」

——女性シンガーのイェバについては?

「イェバは、Qティップとのセッションで一緒に仕事して以来の友達です。いま女性シンガーでいちばん好きなアーティストのひとり。彼女も、今回アルバムを作ることを決めてから絶対にお願いしようと思っていた中の一人です。スタジオで一緒に歌録りをする過程で、歌詞ひとつひとつにどういった感情を含めて歌うか? とか、いままであまり意識しなかった事を経験して、すごい勉強になりました。今回あらめて、彼女がいかに素晴らしい表現力をもったシンガーか、身にしみてわかりました」

——11月3日に「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2017」に出演します。これは、アルバム『Reaching For Chiron』発売後、最初のステージになると思います。この場でアルバム内の新曲を披露する予定はありますか?

「ありますよ」

——具体的に「こんなステージにしたい」といった、ビジョンや計画はありますか? 

「今回の出演は、アルバムが出てから初のステージなので、これまでのセットに加えて、新しい曲も初めて披露する機会なので楽しみにしていますね」

——いま、ツアー中とのことですが、来日公演後はどんなスケジュールでどんなステージが控えているのでしょうか? また、現在進行しているプロジェクトなどがありましたら教えてください。

「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパンの翌日にはアメリカに戻り、テキサスでMatisyahuとのツアーに合流します。その後は11月の 半ばに、1週間ほどBIGYUKI名義でのヨーロッパツアーがあります。Matisyahu のツアーを抜けてベガスからプラハに飛び、俺のバンドと合流して、プラハ、パリ、アムステルダム、ロンドンと周ります。12月はGriz というアメリカのアーティストといくつかコンサートを予定していますね」

——最後に、この1年を振り返って、最もエキサイティングな出来事は何でしたか?

「アルバムを作るという目標を立てて、妥協なしで完成できたこと。これから、このアルバムが自分のキャリアをどう導いていくか楽しみです」


BIGYUKI
『Reaching For Chiron』
http://www.universal-music.co.jp/bigyuki/products/uccu-1559/

BIGYUKI New Album Teaser

 

 

Text by
http://arban-mag.com/